口腔軟組織の異常と疾患③|長岡歯科ブログ

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口腔軟組織の異常と疾患③

こんにちは( ˆ࿀ˆ )

スタッフFです。

 

今回もまた続きを書いていきます(*^^*)

 

口腔粘膜に症状がみられる疾患はラストです!

 

(5)エンテロウイルス感染症

エンテロウイルスとは、いわゆる「夏かぜ」の病原ウイルスですが、発熱などのかぜ症状に加えて、口腔に多様な発疹性疾患を引き起こしてしまいます。

 

経過は一般的に良好で、治療は対症療法を行います。

 

夏になると罹患率が増加する、子どもの三大夏かぜとも言われる「ヘルパンギーナ」「手足口病」「プール熱(咽頭結膜熱)」があります。

 

この3つのうち、「ヘルパンギーナ」と「手足口病」は口腔内に多様な発疹性疾患を引き起こします。

 

1、ヘルパンギーナ

乳幼児期に春から夏にかけて流行します。

 

39度以上の高熱が1日~3日続き、咽頭痛があり、のどに赤く腫れて小さな水泡が多く出現します。

のどの痛みから、食べ物などを飲み込むのを嫌がり脱水症状になってしまう場合があるので注意しましょう!

 

2、手足口病

手足口病も発熱があり、それに伴いお口のなかや手のひら、足のうらや甲などに水泡性発疹が現れます。

 

 

続いて、歯ぐきに症状がみられる疾患です。

 

(1)歯肉膿瘍

むし歯による根尖性歯周炎が拡大し、歯ぐきに膿瘍を形成したものです。

歯ぐきに大きく膨れた豆のようなものが確認できます!

 

原因歯の感染根管治療、あるいは抜歯を行い、必要であれば膿瘍を切開します。

 

(2)べドナーアフタ

新生児の硬口蓋粘膜(上あご)にでにる表在性で有痛性の外傷性潰瘍で、哺乳時の口腔の陰圧、哺乳びんの乳首が原因で生じます。

 

処置は口腔内の清掃や、抗菌薬軟膏を塗布します。

 

 

あとは口唇と小帯にみられる異常と疾患ですが、長くなってきたので今回はここまでで終わります(^^)

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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