歯並びはなぜ悪くなるのか? 〜歯並びが悪くなる5つの原因と改善のポイント〜
最近は矯正治療をされている方も多く、7〜8人に1人が矯正を経験しているとも言われています。
では、そもそもなぜ歯並びが悪くなるのでしょうか?
歯並びが悪くなる原因は、遺伝的な要素だけでなく、日常の生活習慣や癖によっても大きく影響を受けます。
今回は、歯並びが悪くなる代表的な5つの原因について詳しくご紹介します。
① 口呼吸の習慣
日常的に口呼吸をしていると、口元や舌の筋肉が弱くなり、歯並びが悪くなる原因になります。
特に、前歯が前に倒れやすくなり、出っ歯(上顎前突)になりやすい傾向があります。
また、唇をしっかり閉じられなくなるため、歯並びの乱れがさらに進行する悪循環に…。
鼻炎や猫背などが原因で口呼吸になっている場合は、その根本的な改善が大切です。
② 舌癖・歯ぎしり・食いしばり
無意識のうちにやってしまう舌癖(舌で歯を押す・舌を噛む)や、歯ぎしり・食いしばりなども歯並びを悪化させる要因になります。
特に、寝ている間の歯ぎしりは歯が擦り減ったり割れたりする原因にもなるため、注意が必要です。
これらの癖がある場合は、歯科医院でマウスピースを使った治療を受けるのがおすすめです。
③ 虫歯・歯周病の放置
虫歯や歯周病で噛み合わせが変わったり、片側だけで噛む習慣がついたりすると、歯並びが徐々に乱れていきます。
歯周病が進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、歯がグラグラ動きやすくなり、歯並びが崩れるリスクも高まります。
定期的なメンテナンスと早めの治療が大切です。
④ 姿勢の悪さ(猫背・ストレートネック)
猫背やストレートネックといった悪い姿勢も、実は歯並びが悪くなる隠れた原因の一つ。
悪姿勢によって顔や顎の骨格にズレが生じ、噛み合わせや歯並びに影響が出てしまいます。
また、姿勢が悪いと口が開きやすくなり、口呼吸にもつながりやすくなります。
日頃から背筋を伸ばし、頭が上から引っ張られているような感覚で姿勢を保ちましょう。
⑤ よく噛まずに食べる(偏った咀嚼)
柔らかいものばかり食べたり、片側ばかりで噛む癖があると、口や顎の筋肉が衰えてしまい、歯並びの維持が難しくなります。
また、左右どちらか一方だけで噛むと、顎のゆがみや顔の左右非対称にもつながってしまいます。
しっかりよく噛むこと、左右バランスよく噛むことを意識しましょう。
歯並びが悪くなる前に、生活習慣の見直しを!
このように、歯並びが悪くなる原因は生活の中にたくさん潜んでいます。
放っておくと、どんどん悪化してしまう可能性もあるため、早めに見直すことが大切です。
当院では月2回、矯正専門の先生による矯正治療と噛み合わせ治療を行っております。
「歯並びが気になる」「噛み合わせに違和感がある」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください😊
スタッフ一同、心よりお待ちしております🦷