【要注意】オーバーブラッシングとは?歯や歯茎に与える悪影響と正しいケア方法|長岡歯科ブログ

長岡歯科ブログ Blog

【要注意】オーバーブラッシングとは?歯や歯茎に与える悪影響と正しいケア方法

オーバーブラッシングとは?

オーバーブラッシングとは、歯磨きの際に力を入れすぎたり、回数や時間が多すぎたりして歯や歯茎を傷つけてしまうことをいいます。
近年、オーラルケアへの意識が高まっている一方で、過剰なブラッシングが原因でお口のトラブルを抱える方が増えています😱

「しっかり磨かなきゃ!」という気持ちはとても大切ですが、間違った磨き方がかえって歯や歯茎の健康を損ねてしまうのです。

オーバーブラッシングによる主なトラブル

① 磨き傷(歯肉の傷つき)

歯ブラシの力が強すぎると、歯茎に小さな傷(磨き傷)ができてしまいます
また、サイズが合っていない歯間ブラシやフロスを無理に使うことも傷の原因になります💥

② 歯肉退縮(歯ぐきが下がる)

過剰なブラッシングは、歯茎が痩せて下がる「歯肉退縮」を引き起こすことがあります。
歯磨き粉に含まれる強い研磨剤の使用も、慢性的に続くと歯茎に負担をかけてしまいます。

③ 楔状欠損(くさび状のえぐれ)

歯茎が下がると、本来歯茎で覆われていた歯の根元(象牙質)が露出します。
象牙質は柔らかいため、通常の歯磨きでも少しずつ擦り減ってしまい、「楔状欠損(くさびじょうけっそん)」という状態に進行します。

④ 知覚過敏の悪化

楔状欠損が進むと、冷たいものや甘いものがしみる「知覚過敏」の症状が出るようになります🦷⚡

⑤ 歯茎の肥大(フェストゥーン)

オーバーブラッシングによる刺激に耐えようと、歯茎が分厚く膨らんでくる「フェストゥーン」と呼ばれる現象が起きることもあります。

⑥ 毛先の広がり→磨き残し

意外かもしれませんが、強すぎるブラッシングは歯ブラシの毛先がすぐに開いてしまい、効果的に磨けなくなることも。
結果として、磨いているつもりでも汚れが残ってしまうという悪循環に…!

正しいブラッシング方法とは?

オーバーブラッシングを防ぐには、正しい歯の磨き方を身につけることが大切です。

  • 歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持つ

  • 毛先を小刻みに優しく動かす

  • 「ふつう」〜「やわらかめ」の歯ブラシを使用する

  • 1ヶ月に1回は歯ブラシを交換する

また、歯並びや歯茎の状態は人それぞれ違いますので、定期検診の際に歯科衛生士によるブラッシング指導を受けるのがベストです🦷✨

オーバーブラッシングはが逆効果に

「しっかり磨かなきゃ」という思いは素晴らしいことですが、オーバーブラッシングは歯にも歯茎にも負担をかけてしまいます。

毎日のケアだからこそ、正しい方法で、やさしく丁寧にを心がけていきましょう。

気になる症状やケア方法があれば、いつでもお気軽にご相談ください☺️

Doctors File 東京ドクターズ interview 唾液検査装置SillHa