【歯の詰め物が取れたら要注意!】原因・対処法・再発防止
突然、詰め物が取れてしまった…そのまま放置していませんか?
「ご飯を食べていたらガリッと音がして違和感があった」
「フロスをしたらポロッと詰め物が取れた」
「鏡を見たら歯の一部がなくなっていた」
こんなふうに、歯の詰め物が突然取れてしまった経験、ありませんか?
「痛みがないから放っておこうかな…」
そんなふうに思う方も多いのですが、「詰め物が取れるのは“歯からのSOSサイン”」かもしれません。
◆詰め物が取れる主な5つの原因とは?
「なぜ詰め物が取れてしまったのか?」
多くのケースで以下のような原因があります。
① 虫歯の再発(2次う蝕)
詰め物の下に虫歯が再発すると、隙間ができて外れるリスクが高まります。見た目ではわからなくても中で進行していることも。
② セメント(接着剤)の経年劣化
時間の経過で接着力が弱まると、突然外れてしまうことがあります。
③ 噛み合わせの異常・歯ぎしり・食いしばり
詰め物に過剰な力が加わると、接着部がずれて取れやすくなります。無意識のうちに起こるため注意が必要です。
④ 硬い or 粘着性の食べ物
キャラメル・お餅・ナッツ・氷などは詰め物が外れる要因に。特に金属製の詰め物は外れやすい傾向があります。
⑤ 歯のひび割れや欠け
詰め物を支える歯自体が壊れていると、再装着できないこともあります。
◆詰め物が取れたときに絶対NGな行動
「詰め物 取れた…どうしよう?」と慌てたとき、以下の行動は避けてください。
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市販の接着剤で戻す → 歯に悪影響を与え、再治療が難しくなる恐れがあります。
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そのまま放置する → 隙間から細菌が入り、虫歯が進行して神経の治療になるリスクも。
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詰め物を捨ててしまう → 状態によっては再利用できる場合も。清潔に保管しましょう。
◆正しい対処法|詰め物が取れたらまずやること
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取れた詰め物は捨てずに保管(清潔な袋や容器に)
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痛みがなくても早めに歯科を受診
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応急処置として仮の詰め物で対応できる場合もあります
◆再発を防ぐためのポイント
「また詰め物が取れた…」を防ぐためには、以下の対策が効果的です。
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定期検診で詰め物の状態をチェック
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歯ぎしり・食いしばりがある方はマウスピースの使用
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粘着性の高い食べ物・硬いものに注意
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金属製の詰め物から、セラミックなど外れにくい素材へ変更
◆こんな方は早めのチェックを!
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詰め物が取れて放置している
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同じ場所の詰め物が何度も取れる
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10年以上前の銀歯がそのままになっている
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歯ぎしり・くいしばりの自覚がある
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違和感はあるけど、痛みがないから様子見している
→これらに該当する方は、大きなトラブルになる前に歯科受診をおすすめします!
◆詰め物が取れた…受診のタイミングは?
詰め物が取れたら、痛みがなくてもすぐに歯科医院へ。
そのまま放置してしまうと、治療が長引いたり費用が増える可能性があります。
◆当院では…
取れてしまった詰め物の再接着・再作製はもちろん、原因の分析・再発防止の治療まで丁寧に行っております。
「これって診てもらった方がいいの?」という些細なことでも、お気軽にご相談ください。
◆「詰め物 取れた」でお困りの方はご相談ください
詰め物が取れたときこそ、歯を守るチャンスです。
早期発見・早期対応で、大切な歯を長く健康に保ちましょう。