【甘いものがしみる原因とは?】虫歯・知覚過敏|長岡歯科ブログ

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【甘いものがしみる原因とは?】虫歯・知覚過敏

 

甘いものを食べると歯がしみる…それは虫歯?知覚過敏?

「甘いものを食べた時に歯がキーンとしみる…」
そんな経験はありませんか?

実はこれ、「甘味痛(かんみつう)」と呼ばれる症状で、甘いものが歯にしみる原因にはいくつかの可能性があります。
放置すると悪化することもあるので、原因を知って早めの対処が大切です。

【原因①】虫歯で甘いものがしみる

虫歯菌は甘いもの(糖)をエサにして酸を出し、歯の表面(エナメル質)を溶かしていきます。
するとその下にある象牙質が露出し、神経に近いため甘いものがしみるのです。

▶ 虫歯による特徴

  • 甘いもの以外でもしみる・痛むことがある

  • ズキズキした持続的な痛みが出ることも

  • 進行すると何もしていなくても痛い

▶ 虫歯の処置方法

虫歯を削り、詰め物や被せ物で修復します。
当院では「歯髄覆罩(しずいふくとう)」という、できるだけ神経を残す治療も行っています。

🔗 虫歯治療について詳しくはこちら

【原因②】知覚過敏で甘いものがしみる

知覚過敏は、エナメル質がすり減ったり歯ぐきが下がったことで象牙質が露出し、神経が刺激に敏感になっている状態です。

▶ 主な原因

  • 歯ぎしり強すぎるブラッシングによる摩耗

  • 加齢や歯周病による歯ぐきの後退(歯肉退縮)

▶ 知覚過敏の特徴

  • 甘いものや冷たいものなどに一時的にしみる

  • 数秒〜数十秒でおさまる

  • 主に歯の根元がしみる

▶ 知覚過敏の対処法

  • 専用の薬剤で歯の表面をコーティング

  • 改善しない場合は樹脂でカバー

  • やわらかめの歯ブラシでやさしく磨くのが大切です

【比較】甘いものがしみる原因の見分け方

症状の特徴 虫歯 知覚過敏
痛みの持続時間 長く続く 一時的(数秒〜数十秒)
痛みの場所 噛む面が多い 歯の根元に多い
甘くない時も痛む? 痛むことがある 基本的に刺激時のみ
対応 虫歯の除去・修復 コーティング・歯磨き指導

「甘いものがしみる」なら早めの歯科受診を!

甘いものがしみる症状は、虫歯や知覚過敏のサインかもしれません。
「ちょっと気になる程度だから大丈夫」と放置してしまうと、痛みが強くなったり、神経の治療が必要になることもあります。

🦷 しみる症状がある場合は、自己判断せず早めに歯科医院での検査・治療を受けましょう!

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