親子で歯石ケア
こんにちは、長岡歯科です。
お子さんの歯みがき、毎日がんばっているのに「歯石がたまってますね」と言われたこと、ありませんか?
学校の歯科検診でも指摘される内容の一つでもあります。
実は、子どものお口の中には「パッと見ただけではわからない」けれど歯石がつきやすい場所があるんです。
今回は、親の目線で気づきやすいサインと、毎日のケアで気をつけたいことをお話しします。
■ 歯石は“がんばって磨いてる子”にもつく?
はい、つきます。
歯石の元になる「歯垢(しこう)」は、磨き方にちょっとしたクセや苦手な場所があると、簡単にたまってしまいます。
子どもの場合はまだ手の動かし方が未熟なので、磨けたつもりでも残っていることがよくあります。
■ 特に歯石がたまりやすい“3つのポイント”
【1】下の前歯の「うらがわ」
唾液がよく出る場所で、透明~白っぽい「石のようなかたまり」がついていたら歯石です。
【2】上の奥歯の「ほっぺた側」
ここはほっぺが近くて、歯ブラシがすべりやすい場所です。サッと当てただけでは落ちません。
【3】奥歯の「かみ合わせのくぼみ」
食べかすが黒く見えるとき、それはもう固まり始めているかもしれません。
■ 歯石をつくらない!親子でできるコツ3つ
◎「5秒の観察」を習慣に
仕上げみがきのときに、ただ磨くだけでなく毎日ちょっと観察してみてください。
「あれ?白っぽいのが前より増えたかも」と思ったら、それは立派な“早期発見”です。
◎ 磨き残しゾーンは「歯ブラシをねかせて」
毛先をたてるより、歯の面にそわせて動かすほうが汚れが落ちやすいです。
特に前歯の裏側は、寝かせたブラシでこすり落とすのがコツ。
◎ 歯みがきは「10秒休んで」仕上げみがき
お子さんに「自分でみがいてもらったあと」、すぐに仕上げみがきすると磨き残しが見つけにくいです。
10秒ほど休憩を入れると唾液がなじんで、どこが白く残っているか見つけやすくなります。
■ 歯石は「おうちケア」と「プロのケア」で防げます
歯石は一度ついてしまうと、歯科で専用の器具でしか取れません。
でも逆に言えば、定期的にチェック&クリーニングをすれば、こわくない!
お子さんの歯の健康は、家庭と歯科の“ダブルケア”で守れます😊
気になることがあれば、いつでもご相談くださいね!
用賀 長岡歯科