銀歯とジルコニア、コスパがいいのは?|長岡歯科ブログ

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銀歯とジルコニア、コスパがいいのは?

こんにちは。院長の長岡英之です。暑い日が続きますね。

 

3年ぶりに行動制限のない夏。

花火大会や夏祭り、行楽、帰省など人と会う機会も多いことでしょう。
そこで今回は、見た目が美しく、比較的新しい歯科治療の素材である

ジルコニアについてご紹介したいと思います。

 

 

ジルコニアは「人工のダイヤモンド」と呼ばれ、

宇宙船の素材などにも利用されています。

 

日本では2005年に厚生労働省が歯科治療に用いることを認可しました。
いろいろな優れた特徴がありますが、一番はその丈夫さと

自然の歯に近い透明感です(またあとで詳しく解説します)。

 

ただ、ジルコニアによる歯科治療は保険診療になりません。

つまり、全額自己負担ということです。
保険が適用される銀歯(金銀パラジウム合金)だと自己負担は原則3割。

 

 

当然、その治療の時点では、ジルコニアのほうが10倍程度、高くつきます。
患者様が気になさるところだと思うので、まず率直に書いておきました。

 

そう聞くと、「だったら銀歯などでいいかも……」

思われる方も少なくないと思います。

私だって無駄なお金は使いたくありません(笑)。

 

とはいえ、長い目で見た場合はどうでしょう?

 

 

乳歯が抜けた後、永久歯は数十年にわたり、

私たちの食生活を支えてくれる「大切なパートナー」です。

ひとたび虫歯になると、自然に治ることは決してなく、

その都度、治療していかなければなりません。

 

さらに、一度治しても、詰め物や被せ物の経年劣化などで、

再びその歯が虫歯になってしまうこともよくあります。

そうなると、残念ながら、また歯科治療を受けなければなりません。

 

 

銀歯(金銀パラジウム合金)は昔から広く歯科治療に使われてきましたが、

いくつかの点で残念な特徴があります。

 

 

一つは耐久性の問題です。金属なので、長期間使っているうちに酸化し、

口の中で少しずつ腐食していきます。

 

 

こうしたことが原因で、歯と銀歯との間に隙間ができ、

再び虫歯になってしまう可能性があるのです。

古い銀歯が外れやすいのもこのためです。

 

 

また、腐食にともない、銀歯からは金属イオンがにじみ出し、

体内に吸収されて金属アレルギーの原因になるとも指摘されています。

 

金属イオンは血液を通して全身に行き渡り、手や足に水膨れのような

ぶつぶつを生じさせる場合もあります。

 

こうした点では、間違いなくジルコニアにはメリットがあると言えます。

先に書いたように、ジルコニアはとても強度が高いため、壊れにくいのが特徴です。

 

また、銀歯と比較すると、歯周病の原因になる歯垢(プラーク)

付着しにくい利点もあります。

 

もちろん、金属ではないので、腐食せず、口内で金属イオンが溶けだして、

アレルギーを引き起こすようなこともありません。

 

さらに、色が白く、透明感があって、自然の歯に近いのも大きな特色です。

銀歯と比べると、段違いに見た目が美しいと言えるでしょう。
まとめると、ジルコニアは「長持ちし、虫歯が再発しにくく、体に優しく、美しい」素材なのです。

 

 

いかがでしょうか?

 

確かにジルコニアは保険適用外で、一時的な自己負担額は少なくありません。
ですが、歯が生涯のパートナーであることを考えると、

短中期的にメンテナンスが必要になり、口内に負荷をかける可能性がある銀歯より、

ジルコニアのほうが「コスパがいい」と言えるかもしれません。

 

 

ただ、最終的に何を選択するかは、患者様のご判断です。

私は歯科医として、最大限、患者様のお考えに沿った治療を

進めていくことを心がけています。

 

様々な選択肢があることをご承知のうえ、

「銀歯がいいか、ジルコニアがいいか」で悩むことがあれば、ぜひお気軽にご相談下さい。

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